銀座のホステスは靴や時計で人を見分けるというが、高いものを身につけていればいいというわけではない。銀座のママは、「着るもの、身につけるものは人を語る」ことをよく知っている。「身だしなみで一番大切なポイントは、自己管理ができているかどうかの目安になる“臭い”です」と由美ママは指摘する。
「自分の臭いに敏感ということは、相手への気遣いができるということ。服装や持ちものなど洒落ているのに、自分が発する臭いに無頓着という人は自己管理ができていないということです。汗をかいたら人に会う前に制汗スプレーを一吹きする、臭いの強いものを食べたら歯を磨くなど、重要なのは不快と思われない努力をしているかということ。目に見えないものに気を配れることも、上の立場の者として必要な資質の1つでしょう」
では、外見についてはどういう点に気を付ければいいのだろうか。優希ママは「昔から『足もとを見る』と言われるように靴はまず見ますが、カバンも、隅っこが切れていないか、お手入れの状態を見ますね」と話す。
「使い込んで味が出ているものと、使いっぱなしで傷んでいるものとでは、質が全然違います。お得意先の会社に伺うときは会社の看板を背負っていくわけですから、擦り切れたカバンで行くのはどうかと思います。デキない人は他社に行く機会も少ないでしょうし、そのへんの気配りがわからないのでしょうね」
優希ママが話を続ける。
「洋服も、収入が高ければ高級ブランドをいくらでも買えるでしょうが、若い方ではお給料とのかね合いからして、いくら頑張っても限りがあります。そこで大事なのが、清潔感を保ち、身ぎれいにすることです。ヘアスタイルもそうですよね。営業であれば、前髪が目にかかるような髪形より、短髪にしたほうがすっきりして見栄えもします」
褒め言葉は自分を映す鏡わが身を省みて
ただ、身だしなみで褒められたからといって油断してはいけない。ホステスは、けなすかわりに褒め殺すことがあるから、調子に乗るのは避けること。明美ママがそのニュアンスをそっと教えてくれる。
「身につけているものを褒められたからといって、その気にならないほうがいい場合もあります。プロの目を持つホステスさんは、『あらっ』と思うものは、とりあえず褒めておきます。『このネクタイ、ちょっと変だな』と思っても、『どこのネクタイですか。やっぱり素敵!』って一応、興味を示します。それを真に受けて、次々と変わったネクタイをして店にいらっしゃるのもいかがなものかと思いますね」
褒めるのも、褒められるのも難しいものだが、「褒めるプロ」でもある明美ママはどう褒めるのだろうか。
「いくら上手に褒めても、やはり心がなければ“おだて”になってしまい、喜ばれません。だから、心から褒めたいことを見つけ、具体的に褒めることが重要です。とある社長さんから『ママは優しい顔をしているね』と言われたときはめったに言われない言葉ですし、妙にうれしくなりました。『優しい』とか、あるいは『人情味がある』という言葉は、男女問わず相手を褒めて喜ばせるキーワードかもしれません」
時代が変わったとはいえ、銀座のクラブは一般のサラリーマンが自腹で通える店ではない。そのため今も会社の経費や接待費で支払う社用族が多いのも事実。「そのお金の使い方には、『粋』か『野暮』かが顕著に表れるもの」と話すのは由美ママだ。
「会社持ちの飲み代だからこそ、お金の使い方に差が生まれます。つまり、ここぞというときに身銭が切れるかどうかです。例えば、ひいきにしている女の子の誕生日や引退する女の子の餞別、お店の開店記念日に、さらりとご祝儀が出せるかどうか。ポケットマネーなら、個人的にお祝いや、別れを惜しんでくれていることになりますよね。そのときに、『接待だったら、会社の経費でもう少し高いお酒を取ってあげられるけど、今日はプライベートだから、松竹梅のランクなら梅で勘弁ね』と言われると、『そちらで十分です。ありがとうございます』って素直に喜べます」
銀座のクラブには生花がつきものだが、自前のお金で花束を買ってきて「高いものではないけど、おめでとう」と言って贈られれば、やはりうれしいものだろう。自分の懐を痛めて使った身銭は、会社の経費の何倍もの価値がある。他人の懐でしか付き合いができない男は、いくら金払いがよくても、そういった生きたお金を使えないのだ。
以下ソース
http://president.jp/articles/-/23507?page=3
そんな金と暇があったら社会貢献に使ってるだろう。
それをペラペラしゃべられたら、なんか行きにくいわ
今の銀座は昔の池袋みたいになってきたからなあ。いろいろ残念な感じの店が増えた。
100円だとしても行かないけどなぁ
家で飲んでた方が気楽じゃん
知らねー女と話すことなんてねーし
の方が大事になってきてるよね
どんな人間でいるかよりも何をどうするかの方が尊重されてきてると思う
俺30代後半で1200万だけど、老後に年金期待できないし、財政破綻は見えているし、どう家族を守るかで頭いっぱいだぞ
独自の変なポリシー持ってる人はいるけど、それがあるから成功したんじゃなくて、偶然。
こんな自分でも成功した、だからみんなも諦めずにやってみたら、という「謙虚な」姿勢の裏には、
臭いほどの自負心が渦巻いている。しかも、底辺から自力でのし上がって来た人ほどこの臭気は強い
分かる。
自分の成功を普遍化したがるのはなんでだろ?
どういう思考回路なんだろう
裃外して気楽に酒を堪能したいのに・・・
接待で飲む酒・飲まされる酒はお酒に失礼です