未経験からwebエンジニアになった道のりとweb制作のお仕事 炎上婚活動画を見て

最近、婚活女性が事務職の傍ら一日10時間勉強をしてWebエンジニアになろうとする動画を見ました。

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一日10時間、本当にやっていたらすごいなと思いながら、ただ、そんな勉強することある?いつまで勉強だけしてるの?とおもってしまいました。

私自身、未経験からエンジニアになりました。

とは言え、ウェブ系の業界で、サイト運営をしていた状態から、エンジニアとして働き始めた形なのである程度下地はあった状態からはじめました。

なぜ始めたかと言うと、サイト運営が成りゆかなくなったという、悲しい事情です。

私の場合は、その当時はLancersやCroudworks等が流行ってきていたので、そこからまずは自分で受注できそうな内容のものを探していきました。

最初はWordpressを使ってランディングページのようなものを作るweb制作から始めました。

しかし、これはある程度すぐにとん挫しました。

と言うのも、作業量が多いわりに、収入が少なかったのです。

webページを数ページ作るような仕事に、10万~20万程度。

デザインを作り、それを相手と交渉していき進め、実際に手を動かす…ということをしているとすぐに1か月程度経ちます。

万全な状態でも1か月に20万、へたをすれば数か月で10万ということもありえるような状態でした。

これではやっていけない。

ということで、今度はPHPである程度ロジックを組むことはできたため、そこからwebシステム制作の方へ移行していくことにしました。

wordpressを魔改造することで色々できるようにする、jqueryを使って裏技を作るようなことをやっていきました。

そこでようやく月50万程度を得ることができ。

そこから、2014年ごろにはLaravelを触り、PHPerとして活動しつつ、JSやRails等もそれなりに長いこと触ってきて今に至ります。

さて、件のWebデザインの勉強を10時間かけてやっている人。

これまで事務職であった人がパソコンを教わって初めて仕事をしだしたとして、ホームページを作れるようになったとして

実際に仕事をすると多分、時給1000円よりも下回るんではないでしょうか。

普通に現在既にAIで置き換えられるレベルの雑用しかできないと思います。

と言うのも、パソコンに割と明るい自分でさえも、一か月に10~20万程度が限界だろうというのが見えました。

なぜならWebデザイン・Web制作というお仕事は、

そのホームページの色見はどうしてこの色を選んだのかとか、

メニューの位置はどうしてこうなのかとか、

ここだけ5pxなんでマージン取ってるのとか、

ここでアニメーションを入れるのはかっこいい以外に何か理由があるのかとか、

そうした、クライアントへ対する売り上げのための知識が求められます。

それを、毎日制作をしながらトライ&エラーを重ねて、なおかつ一日10時間勉強なんて努力だと感じない程度に仕事中に知識を吸収しているような人たちと渡り合う必要がある仕事です。

なんとなく私センス良いからでできるという仕事ではありません。

きっとパソコンいつも使ってるし私ファッションセンスあるから大丈夫でしょみたいなノリでweb制作を始める方は多いのではないでしょうか。

自分も割とその気がありました。

正直、パソコンに超明るくなく、一日10時間くらい普通にパソコンの前でカチャカチャやってても何も苦に感じない人以外は多分、辞めた方が良いです。

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