「モデル3」量産化や資金繰りに苦闘中のテスラ
創業からわずか15年で、EVの寵児となったテスラ。フォーブス誌の「世界で最も革新的な企業2016」の1位に選ばれるほどのイノベイターでもあります。
その価値を、従来の指標から推し量ることは案外簡単ではないかもしれません。売上規模を見れば、フォードが1567億ドル、GMが1455億ドルに対し、テスラは117億ドルにとどまっています(いずれも2017年12月末決算での数値)。
しかし、時価総額に注目すると印象は一変します。GM527億ドル、フォード438億ドルに対し、2010年に上場を果たしたばかりのテスラは505億ドル(いずれも2018年4月6日時点)。また、簿記上の自己資産に対する時価総額の倍率を示すPBRは、テスラ11.9倍、GM1.5倍、フォード1.2倍です。
単純に、全世界を走る車両に占めるシェアのみを取り上げれば、テスラのEV車の数は、業界全体に影響を与えるようなものではないと言ってもいいでしょう。しかしテスラは単に売上や販売台数だけでは語ることのできない部分によって、業界の秩序をひっくり返してみせたのです。この事実から、テスラという会社の革新性、そして市場からの期待感の大きさがおわかりいただけるのではないでしょうか。
ボトルネックは電池パックと車体の組み立て速度
もっとも、足元ではテスラは明白に苦闘しています。テスラ初の大衆車となった「モデル3」(3万5000ドル〜)の量産が軌道に乗らず、先行投資ばかりが膨らんでいるのです。そのほかにも、モデルSのリコール、自動運転での事故など、2018年に入ってからはネガティブな出来事が相次いでいます。
モデル3については、予約開始から1カ月で40万台ものオーダーを獲得したものの、いざ生産を始めると2017年7〜9月期の納車台数は260台、10〜12月は1500台にとどまりました。これを受けて同社は、「17年末には1週間あたりの生産目標を5000台とする」との目標を18年3月末に先送りし、さらに18年6月末へ先送りしました。
ボトルネックとなっているのは、電池パックと車体の組み立て速度です。当初、組み立てはロボットによる完全自動化ラインで進められる予定でしたが、委託業者がテスラの要求に応えられず、テスラ自らが手作業による組み立てを行うことに。ガソリン車に比べてはるかに部品点数が少ないことで知られるEVとはいえ、これでは生産スピードが上がりません。
結果、17年度のフリーキャッシュフローは約34億ドルの赤字に。最終損益は過去最大の、19億6140万ドルのマイナスを計上しました。CEOであるイーロン・マスク自身もこれは想定外の事態だったようで、会見では、こんな地獄は二度と経験したくないと本音を漏らしています。
しかし私はイーロンにとっては、これも、彼の壮大なミッションを成し遂げるために必要な産みの苦しみなのではないかと思っています。彼の使命は、「人類を救済する」という、にわかには信じがたいスケール感のもの。当然のことながら、その「ヒーロー」を待ち受ける「デーモン」が強力なのは当然でしょう。
テスラは「ダーウィンの海」を越えられるか
目下の課題は、「モデル3」を思惑通り量産できるかどうか。飛ぶ鳥を落とす勢いだったテスラがここにきて足踏みをしているように思われます。筆者の専門領域であるストラテジー&マーケティングの観点からは、現在の不調を次のように解釈できます。
イノベーションのプロセスには「魔の川、死の谷、ダーウィンの海」という3つの関門があるとされています。それぞれ魔の川は研究から開発の、死の谷は開発から事業化の、ダーウィンの海は事業化から産業化への障壁を指しています。
これまでテスラは、イーロンの強烈なミッションを原動力とし、EV車の研究、開発までは完全に業界をリードしてきました。研究を研究だけに終わらせず、具体的な製品の開発につなげることで魔の川を越え、その製品をユーザーに届けるためのマーケティング戦略とバリューチェーンを構築することで死の谷を越えてきたのです。
http://president.jp/articles/-/25423
アホかよ
劣るものを買う意味がない
買収ってのは、ライバルを飼い殺すためにも使えるからねえ。
しかし>>1の話はどう読んでも
「テスラは市場に過大評価されている」
ということにしかならんと思うがね。
EVはともかく自動運転はねえ。
自動運転で求められているのは、
「機械が人間をサポートするクルマ」であって、
「人間が機械をサポートするクルマ」ではないと思うのよね。
易しいところは自動運転で、難しいところは人間が交代とか、
製品の体を為していないだろ。
イーロンマスクとGoogle(alphabet)のCEOが友達だから
量産なら既存の自動車メーカーのほうがむしろ有利
その点から見てもあまりにも過大評価
テスラ 約6.5兆円
フォード 約5.2兆円
アウディ 約4.4兆円
日産 約4.6兆円
スバル 約2.6兆円
マツダ 約1兆円
それくらい先に行ってるのに、「劣ってる」だの何だの言ってる奴は何なん?
それ違うと思うw
ほんとに追いついたんなら普通はポルシェ買うやろ
で、その間テスラはなんか進化したのか?
普通に加速性能も航続距離もかなり伸びましたけど
日本車と比べると全く信用出来ない
次は長期耐久性の試練やな
まー、今までは高級車ですから、1台の価格が大きかったんでしょうな。
比べ物にならないくらいのエネルギー密度低さ。
悪魔の川すら超えていないだろ。
充電時間の長さも難しいだろ。
1台3時間だと、何時間待ちやねんという話。
また、それとそもそも自然エネルギーで電気を創る方法が進んでいない。
現状の発電方法ではCO2を排出するので、地球温暖化解決に寄与していない。
また、送電時にエネルキーの大半を放出するので、ムダの極み。
EV充電の際の送電ロスより、内燃車の小さい内燃機でチマチマ燃やす事のロスの方が大きいだろ
生産ラインをカイゼンして
採算ラインにのせることは可能だろうな。
トヨタは全方位だろ
電気自動車出すのが遅れてるだけで
トヨタは電気フォークリフトとかを何十年前から生産している。
そんなメーカーが電気自動車の技術が遅れているとは思え無いんですが?
トランプが買収止めなければだが・・・w(最近は中国の買収は全て却下してるからねえ)
かっこいいデザインと、部品を買って来て組み立てるだけ。
バッテリーも、その他の重要部品も、全部、買ってくるだけ。自社開発品はない。
自社開発はデザインだけ。
林檎スマホと同じだな
googleと同じ