稚内市で115頭を育てる酪農家・大硲秀幸さん(38)の休日は、2週間に1日だけだ。酪農は毎日、早朝と夕方以降に牛舎の掃除や餌やり、搾乳などの作業が集中する。大硲さんは平日朝に来るパートタイマー1人と日々の作業に追われる。酪農ヘルパーを依頼できる人数の限度まで来てもらうが、「(人手は)ぎりぎりの状態」と話す。
ここ数年、求人の厳しさを実感する。以前勤務していた従業員が辞めたため、2年ほど前から正社員を募集するが応募がない。3月から時給を1500円(夏場は同2000円)に上げ、勤務時間も柔軟にして募集する。それでも目標のパートタイマー3人が集まらない。
別海町で乳牛150頭を飼う阿部貴宏さん(40)は、少人数でも作業できる体系を整えようと、搾乳ロボットや自動餌寄せロボットを導入。積極的に機械化を進めても人手不足を痛感する。従業員が3月末に1人、新規就農に伴い退職。妻と従業員1人を含め3人体制で作業するが負担は大きい。求人サイトで募集をかけているが、人材は集まらない。
阿部さんは「ヘルパーやコントラクター(農作業受託組織)なども含め、酪農業界はどこも人手が足りない。雇用条件の見直しが必要だ」と指摘する。引っ越し代の助成や、月4、5日休みが当たり前の酪農業界で柔軟な休日設定を受け入れるなど、従業員の働き方も考慮する方針だという。
畜産の労働力不足は、離農が進む一方、大規模化して経営に必要な従業員数が増えていることが背景にある。道によると、17年の酪農家戸数は6310戸。1990年に比べて約6割減少した。一方で、規模拡大は進み、1戸当たりの飼養頭数は123・5頭で同2倍以上となっている。
大硲さんも将来を見据え、収益を少しでも確保し経営基盤を固めようと、離農した牛舎を買い取り飼養頭数も拡大させてきた。だが「労働力が足りずこれ以上の増頭は難しい」と不安を募らせる。「酪農はやりがいがある仕事。牧草の収穫など作業が増す夏場までに、何とか人を集めたい」と話す。
管内のJA稚内も酪農ヘルパーなどの派遣で酪農家を支えるが、「ヘルパーの求人を出しても人が集まりにくくなっている」(営農部)と危惧する。「農業・人フェア」でのPRなど、人を呼び込む努力を続ける方針だ。
「養畜作業員」は、乳牛・肉牛の他、養鶏や養豚、馬などの飼育作業員を含む。有効求人倍率は、ハローワークに求人し雇用期間の定めがないか、4カ月以上の雇用期間を定めた仕事を対象としてまとめた。新規学卒を除き、パートタイマーを含む。
北海道内の養畜作業員の月間有効求人倍率は、2014年1月に「2・6」だったが、16年同月に「3・09」、18年同月には「4・69」と年々上昇している。全産業では「1・16」で、他業種に比べても突出している。養畜作業員は17年8、10月に「4・99」まで上昇した。およそ5人の求人に1人の応募しかなく、厚生労働省北海道労働局は「調査開始以来、過去最高の水準」とみている。
労働力不足を、外国人技能実習生の受け入れでしのぐケースも少なくない。北海道での農業分野での実習生受け入れ数は増加傾向にある。道の聞き取り調査によると、道内で農業を学ぶ実習生は、2016年に2155人と前年に比べて15%増えた。送り出し国側の事情もあるが、人手不足を反映しているとみられる。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180518-00010001-agrinews-soci&p=2
正社員で時給なんてじてんで胡散臭いもんな♪
そういえば10年以上前だけど練馬に酪農してるところ合ったな
近所のおばあさんが1500円なら働いてもいいかてくらいだろ
近所が5km先とかいうのよこの辺マジで
牧場だからなおさら隣が遠い
奴隷制度だろ
そういうけど、それでも母国より給料が良いんだよな
途上国で低賃金で作った製品をお前も買ってるんだが
この国では東京以外存在してないことになってる
東京以外ってか他に住んでるほうが悪い。
情報なんて人のいないところの話題しても意味ない。
ずっと働くにも将来性がない
人口減少少子高齢化と東京一極集中しすぎた
移民受け入れくらいしかもう手は残ってないんじゃね?
3時間勤務で日給一万円払えばもう少し増えるだろ
だから正社員じゃなくパートなんだな
自給4000円ぐらいで週三日ぐらいで一日数時間だけならそれなりに応募はあるだろ。
副業解禁しだしたし、早朝や夕方なら金が欲しい奴が来るだろ。
深く関われば関わるほど全時間を牛に捧げる職業だ
そこなんだよね。
農業には閑散期があるけど、生き物相手の畜産、酪農は休みがない。休めない。
そうなると移民しか手がないのが
現実でしょ
未経験40代とかでも募集してると思うぞ
仕事以前の問題だろ