
「日経平均が2,500円以上も下がったって本当?何が起きたの?」

「急落のニュースを見て、持っている株を全部売ろうかと思ったんだけど…」
結論から言うと、暴落時に慌てて売るのは最も避けるべき行動です。2026年6月23日、日経平均株価は一時2,000円超の下落を記録し、終値で歴代5位の下落幅(-2,565円)となりました。しかし、この急落の背景を正しく理解すれば、冷静に対処できます。
この記事では、今回の急落の原因を客観的に整理し、個人投資家が暴落時にどう考え、どう行動すべきかを解説します。
※ 本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資は自己責任で、余剰資金の範囲で行ってください。
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6月23日の日経平均急落、何が起きたのか
下落幅は歴代5位──8連騰からの急転換
2026年6月23日、日経平均株価は前日比-2,565.58円(約-3.5%)の69,788.38円で取引を終了しました。これは日経平均の1日の下落幅として歴代5位という記録的な急落です。
前日まで日経平均は8営業日連続で上昇しており、72,000円台の歴史的高値圏をつけていました。その反動もあり、一気に大きな下落が訪れた形です。
📰 出典:THE GOLD ONLINE「日経平均は『69,788.38円』と歴代5位の下落幅で取引終了【6月23日の国内株式市場概況】」
急落の主な原因:AI・半導体バブルへの懸念
今回の下落の背景には、大きく2つの要因があります。
① 韓国メモリー大手の動きが「AIバブル懸念」を呼び起こした
韓国の大手半導体メーカー(SKハイニックス等)の動きを受けて、市場では「AIメモリー需要がバブル状態ではないか」という懸念が浮上しました。これが国内の半導体関連株への大規模な売りにつながりました。
② 過熱感からの利益確定売り
直近で大幅に上昇していた東京エレクトロン・キオクシアHDなどのAI・半導体関連株に、海外短期投資家を中心とした利益確定の売りが集中。市場全体を押し下げました。
翌6月24日も続落となり、午前終値は69,523円(前日比-264円)となりました。
📰 出典:日本経済新聞「日経平均株価、続落 午前終値は264円安」
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筆者の私見:今回の急落をどう読み解くか
あくまで筆者の見解ですが、今回の急落は「想定の範囲内のリスク顕在化」だと考えています。
日経平均は6月に入ってAI需要への期待から急速に上昇し、短期間で8,000円以上も値上がりしていました。このような急激な上昇の後には、何らかのきっかけで利益確定の動きが集中しやすいのは、過去の相場でも繰り返されてきたパターンです。
特定の企業・銘柄や相場の今後について断言することは避けますが、「高値圏での急落は起こりうる」という前提を持っておくことは、長期投資家にとって重要な心構えと言えるでしょう。
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暴落時に資産形成で大切にすること
長期投資家にとって「暴落」は珍しい出来事ではない
過去の日本株の歴史を振り返ると、リーマンショック(2008年)、東日本大震災(2011年)、コロナショック(2020年)など、大きな急落は定期的に起きています。しかしその後、市場は時間をかけて回復してきた歴史があります(※過去の実績は将来の成果を保証するものではありません)。
長期的な資産形成を目指すなら、短期の値動きに過剰反応しないことが基本姿勢です。
今回の急落から学べる3つのポイント
1. 一つのテーマに集中したポートフォリオのリスク
今回、特にダメージが大きかったのはAI・半導体関連株に集中していた投資家です。一つのテーマや業種への集中は、上昇局面では大きなリターンが期待できる反面、急落時のダメージも集中します。分散投資の重要性を再確認できる機会です。
2. 「追いかけ買い」の危険性
高値更新が続いていた局面で「乗り遅れてはいけない」と感じて買いに入った方の中には、今回の急落で損失を抱えた人もいるでしょう。短期的な値動きを追って高値づかみするリスクは常に存在します。
3. 現金を手元に残しておく意義
急落時に「もっと安く買えればよかった」と思っても、投資資金を使い切っていては動けません。余剰資金の一部を現金で残しておく習慣は、長期投資において心の安定にもつながります。
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暴落時の具体的な心構えとアクション
急落のニュースが出たとき、特に初心者の方に意識していただきたい行動指針を整理します。
「すべきこと」
- 自分が長期投資を目的としているかどうかを再確認する
- 生活費・緊急資金には手を付けず、余剰資金だけが投資に回っているかを確認する
- 積立投資(つみたてNISA等)は原則、計画通り継続する
「避けたいこと」
- 恐怖心から全額を一気に売却する(狼狽売り)
- SNSや掲示板の「今すぐ売れ」「もっと下がる」という声に流される
- 今後の相場を断定・予測して、大きな売買をする
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注意点・NG行動
やってはいけない「3つの行動」
① 狼狽売り:恐怖で全部売ってしまう
急落時に「これ以上損したくない」という心理で全売りしてしまうのは、最もよくある失敗パターンです。損失を確定させてしまうことになり、その後に相場が回復しても恩恵を受けられません。
② SNSの煽りに乗る
X(旧Twitter)では急落時に「大暴落が来る」「全部売れ」という投稿が急増する傾向があります。個別の投稿者が正確に相場の動きを予測できるわけではありません。他人の意見より、自分の投資方針を軸にしましょう。
③ 急落の損失を取り戻そうとレバレッジや信用取引で勝負する
「早く取り戻したい」という心理からリスクを大きくしてしまうのは、大きな失敗につながりやすい行動です。特に初心者・中級者の方には、レバレッジを使った取引は慎重な判断が必要です。
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まとめ:急落は「長期投資の試練」として受け取る
今回の日経平均の急落(-2,565円、歴代5位の下落幅)は、AI・半導体ブームへの過熱感が是正された動きと見ることができます。
短期的な値動きは予測できませんが、長期的な資産形成では「急落時にどう行動するか」が、最終的なリターンを大きく左右します。
焦らず、自分の投資方針に立ち返ること。余剰資金の範囲で・長期目線を忘れないこと。これが、急落相場を乗り越えるための基本的な姿勢です。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資は必ずご自身の判断と責任で、余剰資金の範囲で行ってください。
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