2018年01月06日
山崎 元 : 経済評論家
2017年は、6年連続となる株価上昇の年であり、日経平均株価で見た上昇率は約19%と、2割に近かった。機関投資家が、運用計画を作る際に国内株式に対して期待リターンは5%程度だから、4年分くらいのリターンが実現したことになる。多くの投資家にとって、「いい年」だっただろう。また、1月4日の大発会も景気良くスタートした。
さて、2018年の相場は……、と続けたいところだが、今回は少々話題を変えてみる。筆者は日頃、おカネをどう運用して増やしたらいいかについて書くことが多いのだが、今回はおカネの「使い方」について考えてみたい。
「地位財」におカネを使いすぎていないか?
個人のおカネの問題は、(1)よく稼ぎ、(2)計画的に貯めて、(3)正しく運用し、(4)計画的に取り崩す、シンプルな手順で解決できるのだが、意外に難しいのが、運用の前提になるおカネを計画的に「貯める」プロセスだ。
おカネを「貯める」ことは、おカネを「使う」ことと裏腹の関係にある。つまり、稼いだおカネを、現在の消費と将来の消費のための備えに振り分けることなのだが、おカネの使い方を自分でコントロールすることが意外に難しいことは、多くの読者が感じているところではないだろうか。
おカネを使い過ぎてしまう理由は、人間の近視眼的な時間選好(すぐに実現できるものを過大評価する傾向)など、複数あるが、重要なものの一つが、「地位財」への過大支出だ。
筆者が、「地位財」の概念を知ったのは、経済学者ロバート・H・フランク『幸せとお金の経済学』(金森重樹監訳、フォレスト出版)でだが、地位財とは、たとえば家や自動車、着る物、子どもの教育のように、「持ち主」の社会的な地位の表現と深く結びついている財のことで、これに対する支出を抑えることが、できそうに思えても、なかなか難しい(誰にとっても、だ)。
(リンク先に続きあり)
昔からこんなこと「見栄」って言うんだよ
インスタバエが何を言ってるんだか
若い世代の貧困が深刻化している状況で、大半の人にとって地位財はない。
それはとても目を覆うべき状況であって、それ以外に感じるのはおかしな話だ。
スマホは地位材じゃね?
一部のスマホは多くの国において地位財だ。
でも日本ではあらゆるスマホが月々の通信料の高さを隠すための付け合わせになっているから、小学生でさえiPhoneの最高機種を持っている。
こう言う状況でスマホは地位財にはならない。
イチイチつまらない言葉遊びするな
家車服等は差が大きく出る
意味ある支出ならその限りでは無い
遥か昔から皆知っている。しかし、見栄をはらずに済ますのも難しいと言うことも皆知っている。
歴史は繰り返し同じことを言葉を換えて繰り返す
貧乏人には関係ないけど、貧乏のままだね
> 「持ち主」の社会的な地位の表現と深く結びついている財のこと
家が高いのは、(広さは別として)利便性や環境、安全を買っているからだし、
子どもの教育はリターンが得られる投資だ。
広い家や車や着る物はムダかも知れないが。
日本ではどんなに子供に教育を施しても、就職する時に不景気であれば詰む。リターンもクソもないのが現状!
それでも、教育があるほうがマシでしょ。
うちの亡くなったじいちゃん(明治生まれ)は昭和恐慌の時に大学を卒業して、
学年で1人だけ、主席だったじいちゃんが就職できたそうだ。
それはおじいちゃんの誇張だな。
当時の学士様は間違いなく就職先はあった。
だな。悪くても地方の役人になれただろうし。
民間企業でも外地勤務を厭わなければ就職先はあったはず。
インスタグラムを知らない老害さんかな
人生何周かできるくらいの資産持ってる、
50過ぎの人を知ってるが、
20代の頃に住んでたボロアパートに今でも住んでて遊びも投資も何もやらないが、
それもどうかと思う
体力のあるうちに旅行でもいけばいいのにね。
そしたら新境地も開ける。
株でめちゃめちゃ稼いでも、そんなふうに見えないやつって、大抵これ。
ちなみに女にもモテない(泣)。
金持ちの貧乏ごっこを鼻で笑う
車や腕時計を買わない?
いやいや、地位財の最たるものが結婚だよ