世界経済が危機的な状況のなかで、仮想通貨市場は乱高下している。それでなくても、仮想通貨は数年前には存在すらしていなかったのに、あっという間に100倍、1千倍の価値を持つようになった。これは明らかなバブルで、適正な価格がわからない。仮想通貨は投資の対象ではない。ただのギャンブルである。
一方で、近い将来に人間が扱うマネーは、コンピューターの中にだけ存在するようになることは確実だ。
中国では、すでにマネーはコンピューターの中にしか存在せず、現金はほとんど使えない。人民元を握っていても、タクシーにすら乗ることができない。すべてはスマートフォンの中に入っている電子マネーで決済している。そういった商習慣はすでに現実になっている。そして、今後も世界に拡大していくだろう。
しかし、あなたのスマートフォンの中にある電子マネーは、政府が管理するマネーであることを忘れてはならない。
政府は電子マネーが好きだ。なぜなら、電子マネーであれば、いつ、どこで、誰が、どの程度の金額を使ったかについて追跡できるからだ。政府は、電子マネーを通じて人々をよりコントロールしやすくなる。
ある日、あなたが紅茶を飲みすぎたとしよう。するとあなたに、「もっと紅茶を飲む量を減らしなさい」と言ってくる世の中になるかもしれない。
また、電子マネーは発行コストが安い。現金は、印刷して、運んで、数えなければならない。それは政府にとってコストが高くつく。だから、現金を使うのをやめようとしている。
だが、政府の管理が及ばない仮想通貨が、マネーとして認められることはないだろう。
仮想通貨を手がけている人たちは、自分たちは「政府より賢い」と考えているようだ。実際、その人たちが言う通りだと私も思う。しかし、仮想通貨を手がけている人たちが持っていないものを、政府は持っている。それは、銃だ。仮想通貨がいずれなくなると私が考えているのは、政府という権力が持つ「武力」という裏付けがないからだ。
これは、マネーの歴史をひもとけばわかることだ。わずか100年前までは、私たちは自分たちの好きなものをマネーとして使うことができた。コインでも、金でも、銀でも、貝殻でもよかった。銀行は、自ら紙幣を刷ることもできた。それが合法だったのだ。
ところが、1930年代半ばの英国で、イングランド銀行が「これからは我々のマネー以外をマネーとして使ったら、それは反逆行為だ」と言いだした。反逆行為とは「死刑にする」という意味だ。だから、誰もイングランド銀行が発行するマネー以外を使うことをやめてしまった。
これが、これから起こることだ。もし仮想通貨が現在のようなギャンブルの対象ではなく、本物のマネーとして成功するようになったら、政府は仮想通貨を違法な存在にして排除するようになるだろう。政府のコントロールが利かないところで、私たちが勝手にマネーを動かすことは許しがたいからだ。
政府はすべてを知りたがる。コントロールの利く電子マネーは生き残らせ、政府の影響力が及ばない仮想通貨は消していく。私は、政府が私たちの行動について必要以上に知っている社会になることは、好ましくないと考えている。だが、政府の管理が及ばない仮想通貨が、マネーとして広く流通することはない。
https://dot.asahi.com/wa/2020061700048.html?page=1
それな
そうなかなあ。
暗号資産を必要とする人達がいるから形はどうあれ残るのではないか。
そもそもシャレで始めた「裏付けの全くない」マネーだから当たり前。誰が価値を保証するんだ?
現在の通貨はそもそも裏付けがない
そして通貨がただの紙切れになってからまだ50年も経ってない
韓国の心配だけしてろ。
そうなると仮想通貨はお払い箱だろう
マネロンツールとしての根強い需要あるから
大丈夫だろ?大体の仮想通貨は中国政府が管理してるんだし、この先も世界に広がる一方だ。
中国なくなったりしないん?
逆張りの人と意見があうって…
みんな騙されてるだけ
そらまぁ
只の紙だしニッケル・銅・アルミなんだけど
その価値を日本銀行と日本政府が守ってる
仮想通貨はオンラインゲームの通貨を、現金でトレードしているようなもん
最初から無価値だ
投資家は何でもかんでも証券化して取引を行う
原油取引・二酸化炭素・サブプライム・仮想通貨
ビットコインのような仮想通貨は実験体だし
いつかは消える
社会的意義も最早ゼロで 魅力もゼロ。
ここまでわかりやすいオワコンって、あまりないよ。