米フォード・モーターと共同開発している燃料電池車(FCV)の量産化計画を当面、見送るとの報道があった。
3社は2013年に共同開発を始め、17年にもFCVを発売する計画だった。
かつて、“水しか出さない究極のエコカー”ともてはやされたFCVから、なぜ、日産は手を引く決断をしたのか。
モータージャーナリストの御堀直嗣氏に解説してもらった。
■FCVとはどのような車か
FCVは、搭載している燃料電池(Fuel Cell)で発電し、
得られた電力でモーターを駆動する電気自動車の一種である。
いわゆる電気自動車(EV)とFCVが異なるのは、外部から充電をしない点だ。FCVは燃料電池で発電するため、
水素を外部から補給して車載タンクに蓄える。
また、燃料電池は、水素を燃料として、大気中の酸素と化学反応させ、電気を生み出す発電機である。
したがって、FCVは大量の水素を車載タンクに蓄えなければならず、
70メガパスカル(MPa=約700気圧)の高圧水素タンクを搭載する。
燃料電池は、イオン交換膜という料理用のラップのように薄い高分子膜を数百枚も積層した構造になっている。
その製造には精密さが求められ、
トヨタのFCV「MIRAI(ミライ)」の生産台数が年間3000台(250台/月)程度に限られるのも、
量産工程における繊細さが不可欠だからである。
70MPaという高圧の水素ガスを安全に車載するため、樹脂、炭素繊維、
ガラス繊維などを複合的に使った高度なボンベ製造技術も求められる。無駄なく成形するための優れた技術も必要だ。
そればかりか、万一、水素ガスがタンクから漏れた際にも、重大な事故につながらないようにする安全性の確保が求められる。
可燃性の高いガソリンを利用するのと同様に、危険性が指摘されるエネルギーでも、
安全に使えるようにするのが人間の知恵であり、メーカーの責任である。
では、日産がFCVの量産化から手を引いた要因はどこにあるのか。
【理由1】水素ステーションの問題
精密で繊細な燃料電池を量産するには、高度な生産技術の構築と生産管理などに手間と多額の投資が必要となる。
MIRAIをいちはやく市販したトヨタも、当初は年間700台(60台弱/月)の規模からはじめ、
ようやく年間3000台の水準に至った。
2014年の発売当初に数千台の注文を受けたが、納車されるまで数年待つという状況は、
一般のマイカー購入者にはちょっと考えにくいだろう。
このような状況で、採算の見込みがない点は、
ホンダの量産型FCVのクラリティ・フューエルセルでの取り組みにも表れている。
ホンダは、FCV単独の採算性を危惧し、
同じ車体でEVとプラグインハイブリッド(PHV)の三つの電動パワートレインを採用した。
こうした背景には、FCV普及へ向け、水素を充填じゅうてんするステーションの整備がなかなか進まず、
東京、大阪、名古屋、北九州などの都市圏でしかFCVの実用性がない状況にある。
これは、「鶏が先か、卵が先か」というジレンマでもあるが、
FCVの量産が進まなければ水素充填を必要とする利用者が増えず、
利用者が増えなければ水素ステーションの拡充もできない。
その結果、水素充填は不便だから、FCVを買い控えるという循環に陥ってしまう。
続きはソースで
読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20180706-OYT8T50008.html
誰が言っても完全に嘘だが
どこに正しいところがあるのか
え?環境関連でホントの事なんかどこにあんの?
これが究極かどうかは別だが、
究極ってのはむしろコストがかかるもんじゃないのか?
楽すりゃコストはかからないが、エコになりにくい。
EVが普及すれば中国が世界の自動車産業をリードすることになる
だからそのためだけにこういう結局非エコのエゴカー群の世界へのゴリ押しを凋落日本は最後まで図るべき
商業ベースの大型ではニーズがあるから?
確かに個人では要らんよな
その地区のコンビニに水素ステーション作れば、コンビニの配送で使うことはできるな
人類が今使ってる水素は別にエコじゃない
石油で色んな製品を作っているうちは無くならないからな
今まで通りにはいかなくなったんで
やめるってことにした
と
俺は推測している
FCVはそこが絶望的
安く売って(更に補助金込みで)あの値段だから・・・
メーカーは、完全に原価割れで宣伝の為にだしてますから。
だから自動車メーカーは、当面やるメリットが無い。
その通りww
最小限カートリッジを差し込むとバスっと一時的に入れられる仕組みがないとねぇ。
一方、FCフォークリフトはガス欠でもバッテリ持って行って取り付ければ動くと言われた。
次代を担うエースは燃料電池であり、EVは中継ぎなんだよね
なんだ作れないのか技術の日産
工業製品のモノの値段は、事実上の投入エネルギーを示してる
1000万円の車なら100万円の車の10倍は、資源やらエネルギーを使って作られてる事
つまり、FCVはエコじゃない
まあ、これを言ったらEVも全然エコじゃないし実も蓋も無い
安いからエコなんて、間違い披露してはいかん
いい加減で適当で地球環境に悪い。そんなモノに安値が付いてる
安価なモノはそれだけエネルギーや資源を投入(消費)してないって事だよ
こんなの工業における科学の基本だ
ブレイクスルーが起る可能性は捨てきれないからな
むしろEVみたいにな、新技術が出尽くしてる分野よりも可能性があるかもしれない
だから、どこの自動車会社もやってるだろ?