シダックスのカラオケ撤退 「遠くて高い」、過剰投資も
高橋末菜、大鹿靖明
2018年6月27日15時46分
かつてカラオケ業界をリードしたシダックスが今月、「カラオケ館」を展開するライバルのB&Vにカラオケ事業を売却し、店舗運営から事実上撤退した。競合他社が業績を伸ばすなか、「ひとり負け」が続いていた。凋落(ちょうらく)ぶりは覆うべくもないが、業績不振の理由はカラオケ市場の変化に乗り遅れたことだけではないようだ。
シダックスは7日、債務超過に陥っていたカラオケ運営会社2社をB&Vに売却。その際に38億円の損失が発生したため、取引銀行などがつくるファンドに優先株を発行し、25億円を調達して資本増強することを決めた。そこまでしてもカラオケ事業を切り離す必要がシダックスにはあった。
カラオケ人口は1990年代のブームを経て、2000年以降は年間4千万人台後半で横ばいが続く(全国カラオケ事業者協会推計)。「ビッグエコー」を展開する第一興商など競合する大手が好業績を続ける一方、シダックスの18年3月期のカラオケ事業の売上高は10年前の3割に落ち込んだ。グループ全体の売上高はピーク時の6割の1428億円まで減少。店舗の減損も響いて純損益は3年連続の赤字に沈む。管理職らへの昨年末の賞与の支払いが今年3月に遅れた。
シダックスの祖業は社員食堂の受託運営だ。創業者の志太(しだ)勤(つとむ)氏(83)は日本ニュービジネス協議会連合会会長や、政府の規制改革・民間開放推進会議の委員を歴任したベンチャー界の論客として知られる。93年にカラオケ事業に参入し、グループ内で一括購入した食材を使う「レストランカラオケ」が好評を博した。親子連れも入りやすい「地域の公民館を目指す」としてパーティールームも備えた店舗を展開。09年には300店を超えたが、その直後から売り上げが落ち始めた。理由は「遠くて高い」だった。
店舗は郊外の幹線道路沿いが中心で、飲酒運転の厳罰化が客足に響いた。部屋の使用料に加えて飲食代がかかるため、繁華街や駅前に「飲食持ち込みOK」などの格安店が次々に現れると、客が流出。過剰投資が重荷になった。通常は1店舗当たり2億円前後の出店費用が、00年代には最大で2倍近くになっていた。
時代の変化にも乗り遅れた。「ひとりカラオケ」など少人数の利用が増えるなか、グループ利用を想定した大型店が多く、新たな需要をつかみきれなかった。
経営の迷走はカラオケ事業にとどまらない。
3月に臨時株主総会を開き、再建に向けてファンドから出資を仰ぐための定款変更をする予定だったが、延期の末に出資受け入れを断念し、総会は中止に。「自主再建は厳しく、同業者のもとで再建する方が望ましいと最終的に判断した」と遠山秀徳副会長は説明する。
赤字続きで自己資本が減っているなか、1株当たり15円の配当を04年3月期から維持。5月下旬には、資本準備金46億円のうち40億円を取り崩して配当原資に充てる方針を発表した。株式の4割を創業家一族が保有するため、「財務基盤を弱めてまで創業家が潤うのはおかしい」(元幹部)と疑問の声もあがる。
上場企業のシダックスと創業家一族の「ビジネスの境界」があいまいだと指摘する声もある。勤氏は97年に社長の座を長男の勤一(きんいち)氏(60)に譲り、現在は取締役最高顧問に就く。15年には、勤氏が故郷の伊豆半島で個人で始めたワイナリーをシダックスが約26億円で購入し子会社化した。シダックスグループに属さない、勤一氏が社長を務める会社が所有する東京・渋谷のビルに、シダックスのレストランやエステが入居。シダックスは勤一氏側に年間約9千万円の家賃を支払っている。
カラオケ事業を売却し、「これから会社はよくなる」と勤氏。今後は学童保育や学校給食の受託事業を強化し、「本来の姿に戻り利益の出る会社になる」と胸を張るが、元幹部はそれを残念がる。「優れた経営者だったが、商売が甘くなった。社員が気の毒だ」。シダックスが輝きを取り戻すのに必要なのは、規律かもしれない。(高橋末菜、大鹿靖明)
(リンク先に続きあり)
とりあえず二次会はカラオケ!というのは無くなったよな
ワロテしまった
そしてそれに見合うレベルの設備かと言われると微妙だよね
すごく違和感
20年前は間違いなくシダックスがリードしていた
畳むのが遅すぎただけ
第二地銀一つ潰したカミパレスよりはまだマシだけど
ましてや雨の中となるとなおさらだ
遠すぎ
という素直な問いに気づいた賢い若者たちはヒトカラだから
ロードサイド店はもうはやらんよね
とっくに撤退しとるわ
武田マサル氏を排出したのだけが唯一の実績だったな
何やってもうまくいかないだろうな
一時期のボーリングブームと一緒
もう10〜15年前の話ね
何か警察怒らすようなことしたのだろうか?
ないわー
厳罰化までは大なり小なり飲酒運転する客もいて店もそれを黙認してたってことだよね
何で強制的に注文させられるねん
ママ友ランチ会とか勧めてたけど開店が11時だと園児の母ちゃんはゆっくり出来ないし
たから候補にならない。
ラブホテル
朝カラでドリンク飲み放題で
2時間部屋取っても500とかで済むところあるしなぁ
シダックスがどうなのかわからないが結局入ることがなかった
ヤンママなんかがガキ連れて真夜中までシダックスとかよく見かけた
時代だなあ
経営母体ってソウカかなんか?
手かざし
余所はどんどん狙ってきてたのに
遠くて高いはシダックス
内容薄くて高いは朝日新聞
歌って踊りたい方々に需要あるやろ
野球とカラオケを手放した
ってこと?
シダックスはカラオケの方がよほどマシな商売してて、社食ときたらさらに低レベルなのだぞ
まき
こといえば、
独自プラットフォームの
「すきっと」はどうなった?
カスラックが普及阻害するし
知ってる人が働いてた店はアルコールまで飲んでたからな
潰れて当然
モー娘とかTRFとか
おまえらも多感だった頃の曲歌えばカラオケ楽しめるんじゃね?
新宮ドームにもう一軒カラオケ屋があるがシダより高い
よって香椎か箱崎まで行かないとカラオケ屋さんがないので
お酒飲み放題でのカラオケという選択肢はなくなった
トイレ飯の頃から、ひとりで行動するのが楽って奴が増えてるって思わなかったのか
ボッチがさみしいとか恥ずかしいから、トイレに籠るとマスコミはミスリードさせてたが
他人とかかわりたくないってほうが、もはや大多数
リア充はグループで行動するだろうという思い込み
だがボッチ志向の奴の本当のリア充のパターンは単独行動
単独行動絶対主義を掴めない企業は、今後は消滅するよ
続きは妄想のなかで
この前2次会に1時間だけ4人で行ったら6,400円請求されてビックリした
アルコール抜きで
こんなもんだっけ?
時間と時期にも寄るぞ
年末大晦日前とか、アホみたいに高くて驚いた
ちょっと都会に行くとカラオケ高くて驚いたな
人こないから客単価上げようとして誰も行かなくなっただけ
一応、店舗唯一の社員だけど、給食事業班に転籍しても大杉だし、シダが面倒見るとは思えないしな
シダ と ックスとか