→ホワイトハウスが容認できない米株市場の急落を促す可能性も
トランプ米大統領の顧問の一部から、香港ドルと米ドルとのペッグ制に打撃を与える案が浮上したと伝えられたことに対し、トレーダーやアナリストは懐疑的だ。実行が難しく、中国を痛めつけるだけでなく、米国の利益を同程度損なう危険があると彼らは考えている。
香港ドルは8日の取引で、対米ドルの取引バンドの上限近くの狭いレンジで推移した。ペッグ制に打撃を与えるアイデアがトランプ政権内で勢いを増すことへの疑念が市場に反映された格好だ。
□Trump Aides Weigh Proposals to Undermine Hong Kong’s Dollar Peg – Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2020-07-07/trump-aides-weigh-proposals-to-undermine-hong-kong-s-dollar-peg
□米大統領側近が香港の米ドル・ペッグに打撃与える案検討−関係者 – Bloomberg
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-07-07/QD4ESGT0G1LA01
報道に対するストラテジストやエコノミストの主な反応は次の通り。
・カナディアン・インペリアル・バンク・オブ・コマースのアジア・マクロ戦略責任者パトリック・ベネット氏:
・何らかの手段で香港を米ドルとのペッグ制から切り離せると考えるかなり奇抜なアイデアだ。このアイデアに私はずっと反対しており、ペッグを断ち切ろうとカイル・バス氏らが試みたが、これまで見事に成功しておらず、今後も同じだと私は思う
・アクシコープのチーフ・グローバルマーケット・ストラテジスト、スティーブン・イネス氏:
・これはありそうにない動きであることは言うに及ばず、悪いアイデアだ。その理由として、まずペッグ制に対する米国の直接行動は、米国債や株式を含む米国資産の投げ売りといった中国の報復を招く恐れがある。第2にそのような動きに出れば、全世界の米国の同盟国、特に中東諸国を含む地域で米ドル・ペッグ制の安定を揺るがしかねない。第3に米ドルをベースとする国際金融エコシステムで生じる想像を絶する動揺が、米株市場の急落を促すと考えられ、これは11月の大統領選を前にホワイトハウスにとって容認できない結果だ
・ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行(BBVA)香港のアジア担当チーフエコノミスト、夏楽氏:
・それを強行することは難しく、米国も大いに傷つくだろう。ペッグ制は香港によって維持されており、米国の承認も必要なければ、米国が容易に操作できるものでもないだろう。技術的にも企業の香港投資を妨げたり、香港の銀行が米ドルを購入する能力を制限したりすることは極めて困難だ
Staying Strong/Hong Kong dollar resilient after report U.S. looking at peg/Source:Bloomberg
原題:‘A Whacky Idea’: Traders Doubt Trump Will Break Hong Kong’s Peg(抜粋)
https://www.bloomberg.com/news/articles/2020-07-08/-a-whacky-idea-traders-doubt-trump-will-break-hong-kong-s-peg
2020年7月8日 14:39 JST
Bloomberg
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-07-08/QD4Q0JDWRGG101
無理にやってもアメリカ側のダメージがしゃれにならない気がする
でも日本にとってチャンスじゃないのか?
ドルに対する連動性を放棄させて東アジアの金融市場で日本が優位性を一段ととれる
かつ円高を推移させて東アジア諸国家の成長著しい会社をM&Aしやすくなるのでは
俺たちはアメリカじゃないから
日本の利得を追うならこれは歓迎すべき出来事だと思うんだが
日本企業にとっては、その通りだね
ただし米国債を大量に抱える日本銀行、日本政府から見たらアメリカと一蓮托生だよ
でも,米国債は抱え込んでおけばいいわけでしょ。20年物で損失出るほど長期間にわたって米国経済が落ちるわけではないし。
中国公有の天津物産、ドル建て債が不履行−政府支援の「節目」か
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-11-26/Q1KHU4T0G1L001
あの大統領じゃ
凍結って市場をか?そうしたら米国はもちろん、世界が困る。
GNP 2位の日本円の時はどうだった アメリカに何か不利益あったか?
この流れが見えてない奴が今、株や債権を買ってる
コロナの下げはしょぼすぎるから、確実にもう一発くる
それが中国発である可能性は低くない
その前に米国は適当な理由つくってチャイナの米国資産を没収するぞw
キャピタルフライトのための時間稼ぎ。
だから、世界中から反発されるのが分かっていながら、香港の一国二制度を否定してみせた。
内情は相当ヤバいと思う
それとも円やユーロで凌ぐつもりか?
さすがに無理か
アメリカにしろ旧宗主国にしろ、香港が欲しいわけじゃないし
アメリカが因縁つけて売買の無効化すれば、問題ないじゃない。
あとは、ドルの裏付けのない香港ドルの暴落が見える。
連動して人民元の暴落。
まぁ、損したくない人は、必死で抵抗するよな。
戦争しろよ!