三菱航空機の水谷久和社長は「19年は次のステップにつながる重要な1年であり、MRJ事業の大きな方向性を出す年になる」と語った(19日、愛知県豊山町)
TCは航空機の設計が適切な耐空性要件を満たしているかを示す証明書で、国が審査して発行する。図面の解析をはじめ、模型や実物を用いての性能実験、材料や構造部品の強度実験など様々な試験を行う。最終的には航空機を飛ばしてデータを収集・解析する。
TC飛行試験に入るには、国から型式検査承認(TIC)をまず取得し、国が定めた設計要件を満たす必要がある。水谷氏は「TIAの説明作業はすべて終えた」と述べ、国の承認待ちの状態であるとした。
そのうえで、「私の希望としては年が明ければ、(TC飛行試験を)始めてもらえると思っている。まもなく、と実感している」と語った。国の承認が下りれば、TCフライトにすぐに入れる準備を進めているという。
19年はTC飛行試験のほか、MRJの量産やカスタマーサポート体制の準備を加速する方針も示した。現在、TC取得を進めているのは、座席数が90席級の「MRJ90」だが、座席数70席級の「MRJ70」についても「コンセプトの検証に入った。MRJ90の胴体を短くするだけでなく、新たな技術導入も検討したい」(水谷氏)と述べた。
カナダの小型旅客機メーカー、ボンバルディアが三菱航空機を米シアトルの連邦地裁に提訴した点については、「全力で立ち向かう」(水谷氏)と強調し、法廷で全面的に争う姿勢を示した。
ボンバルディアは三菱航空機がMRJの開発に機密情報を不正流用したと主張するが、水谷氏は「そういう事象は起きていないことを確信している」と述べた。海外技術者を迎える際、機密情報の不正流用がないように採用前に確認し、誓約書も取っているという。
MRJの初号機は当初、13年に納入する予定だったが、設計変更などで5度の納期延期を繰り返し、事業化は7年遅れとなっている。開発費は18年3月までに当初計画の4倍以上の6000億円に膨れあがり、20年までにさらに2000億円の費用を見込む。
三菱航空機は12月、親会社の三菱重工業に1700億円の増資を引き受けてもらったほか、500億円の債権放棄を受けて、債務超過を解消した。水谷氏は「債務超過でゴーイングコンサーン(継続企業の前提に関する注記)の観点では健全でなかったが、脱却できた」と述べ、資金面の不安を取り除けたとした。(星正道)
2018/12/19 15:34
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39133200Z11C18A2X13000/
もういいのに
様々な不正、様々な不祥事、様々な技術的未熟。
三菱はもっと進捗状況を公表すべきだな。
国内だけでも100〜200機の需要(ボンバルディなどを入れ替える)
海外に300機ぐらいかね?
まあ、当初は儲けにならんが、海外航空機(小型)を買わずに済む点では、日本経済に大きな影響がある。
馬鹿か日本は資本主義国だぞ
民間は普通に性能が良くてコストがかからん海外製を買うわ
永遠に許可を降ろさないつもりなのにまだ分からないのか。
ほんとコレ
嫌がらせとしか思えないわ
正解、そのとおり。
仮に許可をもらっても、貿易摩擦対策で外国製品は買わないと行けないし、外国は買わないし。中国は絶対買わないしね。鼻っから間違ってる
こんだけ遅延しても社長の首を飛ばすのはもっと大変なんだぜ。
作って飛ばすだけなら簡単
客を載せて飛ばすのが大変
見てみたいもんだ。。。
リニアが先だろうよ
というか、MRJがアメリカで販売できる可能性はほぼ無い
できたとしてもMU-300みたいになるのがオチ
アメリカもバカじゃないんだから
航空機で自動車と同じ過ちを繰り返すことはない
日本はアメリカで航空機産業で成功することは無い
ほんこれ
アメリカの嫌がらせでこうなってるんだからもうもうからないこと決まってるのに