https://r.nikkei.com/article/DGXMZO34816010R30C18A8000000
【サンパウロ=外山尚之、イスタンブール=佐野彰洋】トルコの通貨リラの急落に端を発した「トルコショック」を受け、新興国の通貨安が加速している。アルゼンチンの中央銀行は30日、通貨防衛のため政策金利を年率60%に引き上げたが、通貨ペソの下落は止まらず、年初来からの下落率は50%に達した。ブラジルやインドの通貨も過去最安値の水準に下落した。通貨安が物価上昇を引き起こし、新興国景気を冷やす懸念が深まっている。
アルゼンチン中銀は30日朝(日本時間同日夜)、政策金利を15%引き上げたと発表した。13日にも5%の利上げを実施したばかりで、緊急利上げは4月以来、5回目。引き上げ幅は計32.75%となった。
マクリ大統領は29日に国際通貨基金(IMF)に追加支援を要請したが、市場で広がるアルゼンチン経済への不安感は払拭されなかった。利上げの効果も乏しく、ペソは30日には一時1ドル=41.47ペソと、対ドルで前日比18%下落した。年初来からの下落幅は50%を超える。
震源地であるトルコでも通貨下落は止まっていない。30日の対ドル相場は一時1ドル=6.8リラ台と、前日比5%強下落した。ロイター通信がトルコ中央銀行のキリミジ副総裁が辞任すると報道したことを受け、下げが加速した。エルドアン大統領が29日夜の演説で「(経済的な)脅しに対し、譲歩することは不可能だ」と述べ、対米強硬姿勢を貫いていることもリラ売り要因となった。
トルコでは13日に1ドル=7.2リラ台の過去最安値を記録。その後、銀行監督当局による為替スワップ取引の制限などで一時5.8リラ台まで買い戻されていたが、イスラム教の祝祭連休後は再び下落基調となっている。
10月に大統領選を控えるブラジルでは不透明感が嫌気され、トルコショックを契機にレアル売りが進行。30日には一時1ドル=4.21レアルと、過去最安値に迫った。インドでも月末のドル買い需要で、30日に1ドル=70.81ルピーと最安値を更新した。
通貨安に伴う輸入物価の上昇という「悪いインフレ」の進行で、景気の下押し懸念が強くなっている。アルゼンチンでは6月のインフレ率は年率31.2%と前月から1.7ポイント上昇した。足元のペソ安で、さらなる物価上昇は避けられない。トルコでは7月に同15.85%と、14年ぶりの高水準を記録した。
政権となかよしの古い産業を守りながら新産業に移行できず
ブエノスアイレス一極集中とともに先進国から転がり落ちていった国
このまま無策でいった場合の100年後の日本のだな
国民も意外と平静で草
サッカー強くなりそう
移民が来て一時バブルだっただけ
アルゼンチンは当時は世界第五位、戦時中一時的に世界第二位まで登り詰めたんだぞ
今でもアメリカ以上のシェールガスに資源、食糧などを持ちながら
ブエノスアイレス一極集中で人口が5000 程度にシュリンクしてしまい、首都圏で狭く過密に貧しく暮らしてる
新産業への移行も失敗してる
徴税ができない弱い国家はこうなるしかない。
今月、カタールがトルコに対して150億ドル(約1兆6500億円)を支援すると
発表したから、リラ相場は持ち直した。だけど、効果は一時的。
エルドアン大統領は独裁体制に介入するIMFに泣きつく気は無いみたいだし、
リラの急落はさらに続くと思う。
国が落ちぶれるのなんて、あっという間なんだね。
このままだと、間違いなく先は無いだろう。
10月末のG20首脳会合もアルゼンチンで出来るのかね
2日前ぐらい海外経済誌の記事が出てたけど
構成役員は各国の中央銀行総裁とFRB議長で
それじゃ物で持ってた方がいいなw
16円40銭ぐらい。