「完売」は成功ではなく、失敗である
今回は「完売」という言葉のもつ意味について考えたいと思います。
私は、「完売」という言葉にまったくいいイメージをもっていません。
フードの発注数と販売数が、ほぼ一致している店があります。これは一見すると、常に発注した分だけ販売しているため、「売り切る力」を持った店のように思えます。
しかし真実は「売り切った」店ではありません。「本当はもっと売れたのに、発注が足りなかったために売り逃した」店です。
仮に「10個売れるだろう」と予測する弁当があるとしましょう。
発注すべき個数はいくつでしょうか?答えは10個、ではありません。
正解は、12個です。つまり二個は最初から廃棄になるかもしれない分として計算すべきなのです。
廃棄となる二個は、たしかにもったいなく思えるでしょうが、廃棄には「必要な廃棄」と「異常な廃棄」の二種類があるのです。
特にフードなどのデイリー商品に関しては、総売上げの2%程度は適正な廃棄であり、必要投資であることをオーナーに理解してもらわなくてはなりません。では、そもそもなぜ最初から二個を廃棄分として計上しなくてはならないのでしょうか?
人の心理というものは不思議なもので、一個だけぽつんと置かれている商品を見ても、「欲しい」とは思わないものだからです。
ある程度の量で陳列している商品を目にして初めて、人は「欲しい」と感じます。
一個を発注しても、その一個は売れないでしょう。
在庫が一になった時点で、その店は廃棄商品を並べていることになるのです。
つまり、10個発注して、10個完売したとしたら、オーナーは喜ぶべきではなく、悔しがるべきなのです。
もっと発注をしておけば、もっと売れたのですから。
したがって、「100%販売目標」などという目標は、本来ありえません。もしそれが達成されたと喜んでいたら、その陰には必ず、在庫切れでその商品が買えなかったお客様が存在しているはずだからです。
店側としてはできるだけ廃棄率を下げたいと思う気持ちはよくわかりますし、私もここで、大量に食料を廃棄せよ、廃棄を気にせずどんどん発注しろ、と申し上げているわけではありません。
ただ、「一個の廃棄もしない」ことを目標に掲げ、消極的な発注をしていれば、大胆な棚構成はできず、結果的に「売れる店」にはなれないということです。廃棄分を見越して発注することが結果的に売上げアップに繋がることは、過去のデータからも明らかになっています。
例えば夕方早い時間にすでにケースに二個か三個しか残っていないパン屋、魚がわずかしか残っていない鮮魚店、各バケツの中に二、三輪しか残っていない生花店などに立ち寄った経験がある人はいるでしょう。
どれも購買意欲は掻き立てられず、実際に必要で立ち寄ったのに買えなかった人も大勢いるはずです。
廃棄を恐れることは店側の心情ですが、客としては買いたいものを買えなかった残念な気持ちが残ってしまうものなのです。
店舗経営にとって大切なことは何なのか
ここに一人の魚屋さんがいるとしましょう。
彼は自分で小さな鮮魚店を営んでおり、仕入れから販売まで一人で行っています。
早朝から彼はトラックを運転して市場に行き、自分の目で魚を吟味して旬の魚を仕入れます。店の常連客たちの顔を思い浮かべながら、どんな魚を仕入れたらお客様に喜んでもらえるか、真剣に考えるのです。
例えば立派なサンマを仕入れて店頭に並べるとします。目の前のサンマはたしかに立派ですが、今年はサンマが非常に高く、なかなか気軽に買ってもらえる価格帯にできないところが心苦しいところです。
しかし、今日は二五日です。たいていの会社が給料日であり、少しの贅沢なら許されるのではないかと考え、いつもより多めに仕入れてみました。
さあ、これをすべて売り切るために、どんな工夫をすればいいでしょうか? まずサンマの活きの良さが際立つよう、売り場を工夫します。
さらに店先に来られたお客様には積極的に声をかけて、このサンマが脂が乗っており非常に美味しいこと、どこの海で取れたものなのかといった情報を積極的に伝えていこうと、ねじり鉢巻きで営業を開始しました。
以下ソース
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/55162
プロ野球とかの人気のある試合ならどうやって席増やすんだ?満員御礼も嫌いなんですかねw
そんな昭和のような考え方を今更言うなんてアホなんかね
一個の商品の利益率が高かった昭和の時代はそれも有りだったけど
今の、低利益では少数の廃棄で利益が吹っ飛ぶんで例え売れる客がいたとしても売れなかった時のリスクの方が高くなるんだよな
いつ行っても弁当やサンドイッチ、パンが品薄か並んでない
なので最近はちょっと遠くのローソンまで行く
それとは別に自分の意思でなく押しつけられたノルマなんてものもあるんだよ。だったら完売万々歳だ。
それで1年トータルで黒字化できるなら認めてやるw
スーパーやコンビニの話だろ
ゴミや奴隷経営者の損は考えてないんだろ
機会損失って実はインフレーション時代の論理なんだよね。
ライバルが少ない時代。
今は選択肢が多くて少ない需要を取り合う時代なんだが
まあコンビニ本部は右肩上がりを続けてきたからね。
オーナーが弁当の破棄がほどんど出ないように絶妙な発注をしていたが、
心の中で「俺らの飯が無いじゃんか、この無能めが」とよく思ってた
売れ残って売上デカいのは、無能言うんやでww
社会全体やコンビニ各店のことを考えないろくでなしだなw
こんな無茶ぶりして商品の寿命を縮めるどころかオーナーの寿命も縮めてなあ…
このロジックの欠点は10個売れると予測した根拠がどこにもないこと
要するに言ってることは博打なのである
経営の理論、あるいはマーケティングとしては正しいと思う。
だから>>5しろよ。
売り切るのが一番良いんだよ
あまらすことなんてない
本部負担にするかスーパーバイザーに買い取ってもらえよw
結果、売上は大して変わらんかった
結局は立地がすべてとの結論に至ったわ
売れ残ってる魚屋なんて行きたくないわ