2026年11月4日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は6万2188円63銭となり、前の営業日(11月2日)より893円ほど下がったと報じられました。アメリカの中間選挙(国の政治の方向を決める選挙)で、AIのルール作りに前向きな野党・民主党が優勢と伝わったことが、半導体などAI関連の株への売りにつながったという内容です。
この記事では、ニュースの事実を整理したうえで、「選挙のような大きなイベントで株価が動く日に、初心者はどう考えればよいか」を一緒に考えます。

「ニュースで『893円安』と見ると、びっくりして売りたくなっちゃう…」

「その気持ちは自然です。慌てる前に、まず事実と自分の状況を分けて整理しましょう」
ニュースの要点(事実の整理)
📰 出典:日本経済新聞「日経平均終値893円安 米中間選挙「民主優勢」で一時6万円割れ迫る」
報道の見出しから確認できる範囲では、次のとおりです。
- 2026年11月4日の日経平均株価の終値は6万2188円63銭で、893円ほどの下落(日本経済新聞・読売新聞の見出しによる)
- 背景として、アメリカ中間選挙で民主党が優勢と伝わり、AI・半導体関連に売りが出たと報じられている
- 場中には一時、6万円を割りそうな水準まで下がる場面があったと報じられている
- 11月3日は祝日で東京市場は休場。東京市場としては11月2日からの比較になる
📰 出典:読売新聞(Infoseekニュース配信)「日経平均終値は893円安の6万2188円…アメリカ中間選挙で民主党優勢、AI・半導体関連に売り」
📰 出典:株探「日経平均 大引け|3日続落、AI・半導体関連中心に売り優勢(11月4日)」
細かい数字や業種別の動きは、各社の最新の記事で確認してください。ここでは、見出しで確認できた内容にとどめています。
筆者の私見・考察
ここからは事実ではなく、筆者の考えです。
選挙のような「結果がまだ分からない大きなイベント」の前後は、株価が大きく動きやすいと言われます。今回のように、特定のテーマ(AI・半導体)に期待が集まっていた局面では、見通しが変わったときに、そのテーマの株がまとめて動くこともあります。
ただし、「この下落がこの先も続く」とか「すぐ戻る」といった予想は、プロでも当てるのが難しいものです。筆者にも分かりません。ニュースを見て分かるのは「今日はこう動いた」という過去の事実だけで、明日以降の約束ではありません。
資産形成への学び
今回のニュースから、初心者が持ち帰れる学びは次の3つです。
1. 円ではなく「率」で見る
893円安は、日経平均が6万円台なので、およそ1.4%の動きです。「何円下がったか」より「何%動いたか」で見ると、大きさを落ち着いて判断できます。
2. 自分の資産の「中身」を知っておく
投資信託やETF(取引所で売買できる投資信託)を持っている人は、その中身にAI・半導体関連がどのくらい入っているかを、運用会社の資料(月次レポートなど)で確認できます。同じテーマに偏っていると、今日のような日に影響を受けやすくなります。
3. 「見る期間」を先に決めておく
つみたて投資のように10年、20年と続ける前提なら、1日の動きは長い道のりの一部です。逆に、数年以内に使うお金を株で持っていると、値下がりの影響が大きくなります。お金の使い道ごとに期間を分けて考えておくと、慌てにくくなります。
具体的な行動のヒント
- 今日の自分に確認する:このお金はいつ使う予定か。生活費や近いうちに使うお金を混ぜていないか
- 積立の設定を見直す:設定した金額と頻度が、無理のない範囲か確認する(値動きで急に変える必要はありません)
- 情報源を絞る:SNSやニュースの見出しだけで判断せず、運用会社や公的機関の資料も見る
注意点・NG行動
- ニュースの見出しだけを見て、その日のうちに慌てて売買する
- 「ここが底だ」「また上がる」と決めつけて、借金や生活費で買い増す
- SNSの強い言葉(「大暴落」「今が買い時」など)をそのまま信じる
- 一つのテーマや一つの国に、資産を偏らせたままにする
まとめ
選挙のような大きな出来事で株価が動く日は、誰でも不安になります。そんな日こそ、「率で見る」「中身を確認する」「期間を決める」の3つで、落ち着いて自分の状況を見直す機会にしてみてください。
本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品や銘柄の売買を推奨するものではありません。株式や投資信託は値動きがあり、元本を下回る(元本割れ)可能性があります。投資の最終判断は、余剰資金の範囲で、ご自身の責任で行ってください。

