
「昨日あんなに下がったのに、今日は上がってる…買い戻すべき?それとも、まだ下がる?」

「ニュースの数字に振り回されて、何をしていいか分からなくなる…」
結論から言うと、大きく下がった翌日の反発は「相場が元に戻った」と決めつけるサインでも、「まだ危ない」と身構える材料でもありません。大切なのは、1日の値動きではなく、自分のルールと資産の中身に目を向けることです。この記事では、2026年10月15日〜16日の報道を例に、初心者が慌てず受け止めるための3つの考え方を整理します。
※本記事は情報提供を目的としたもので、特定の銘柄や商品の売買を推奨するものではありません。投資は元本割れの可能性があります。最終的な判断は自己責任で、余剰資金の範囲で行ってください。数字は2026年10月16日朝時点の報道に基づき、その後変わる可能性があります。
報道の要点:下落の翌日に、米国株高と先物上昇が伝えられた
まずは事実だけを整理します。以下は報道ベースの内容で、筆者が独自に確認した数字ではありません。
- 10月15日の東京市場で、日経平均株価は前日比3,318円34銭安の6万4,425円95銭(下落率4.90%)で取引を終えたと報じられました。
- 同日のニューヨーク市場では、ダウ平均が562ドル高になったと伝えられました(みんかぶの見出しによる)。
- 大阪取引所の夜間取引で、日経平均先物(12月物)が前日の清算値より720円高い6万5,520円で引けたと報じられました(日本経済新聞)。
- 10月16日の東京市場は、日経平均が前日比499円34銭高の6万4,925円29銭で寄り付いたと伝えられました(ザイFX!)。
📰 出典:日経平均大引け:前日比3318.34円安の64425.95円(財経新聞)
📰 出典:NY各市場 4時台 ダウ平均は562ドル高(みんかぶ)
📰 出典:日経平均先物、大取の夜間取引で上昇 720円高の6万5520円(日本経済新聞)
📰 出典:日経平均寄り付き:前日比499.34円高の64925.29円(ザイFX!)
なお、上昇の理由については、私が確認できた範囲では詳しい内容まで読み取れませんでした。そのため、この記事では「なぜ上がったのか」という推測は書かず、「上がった事実をどう受け止めるか」に絞って考えます。
筆者の私見:反発は「安心材料」とも「危険信号」とも決めつけにくい
ここからは事実ではなく、私の考えです。
1日で3,000円を超えて下がったあと、翌日に数百円戻ると「やっぱり大丈夫だった」と感じたくなります。一方で、「まだ戻りきっていない」「また下がるかもしれない」と不安になる人もいるでしょう。
ただ、相場の短期的な動きを正確に当てることは、プロでも簡単ではありません。1日の上昇だけで先行きを判断するのは、情報が足りないと考えています。
実際、今回の報道でも、15日の終値(6万4,425円)と16日の寄り付き(6万4,925円)の差は約500円です。下げ幅の約3,300円に対して、戻りは一部にとどまっています。もちろん、この後の値動きは誰にも分かりません。
初心者が知っておきたい、反発の日の3つの考え方
1. 「戻った分」ではなく「自分の資産が何%動いたか」を見る
指数が数百円動いたというニュースは、数字が大きくて印象に残ります。しかし、自分の資産に関係するのは、指数の円の幅ではなく、自分が持っているものの%の動きです。
たとえば、仮に100万円を投資していて、評価額が95万円になったあと96万円に戻った場合、動きは「5%下がって、約1%戻った」と見ることができます(数字は説明用の仮の例です)。
- 自分の持っている投資信託や株の評価額を、%で確認する
- 指数の動きと、自分の資産の動きが同じとは限らないことを知る
- 見出しの数字より、自分の資産の中身を見る
2. 「下がったから買い戻す」「上がったから売る」を、その日の気分で決めない
下落の日に不安になって売り、反発の日に焦って買い戻す。この動きは、個人投資家がやりがちな失敗の一つとして、よく指摘されます。
大切なのは、相場が動く前に決めておいたルールに沿って行動することです。
- 積立投資なら、金額と頻度を決めて続けるのが基本です
- 売るときの基準(目標の資産配分や、必要になる時期)を、先に紙に書いておく
- 判断に迷う日は、新しい注文を出さずに一晩置く
3. 反発の日こそ「余剰資金で投資できているか」を点検する
値動きが落ち着くと、つい確認を後回しにしがちです。しかし、大きな下落を経験した直後は、自分のリスク許容度を確かめる良いタイミングです。
- 生活費や、近い将来に使う予定のお金を投資に回していないか
- 下落したときに、夜眠れなくなるほど不安だったか
- 特定の分野や銘柄に、資産が偏っていないか
もし不安が大きかったなら、それは「今の投資額が自分には多すぎる」というサインかもしれません。反発の日に慌てて動くのではなく、落ち着いて見直しましょう。
やってはいけないNG行動
- SNSの「ここから上がる」「また下がる」という予想を鵜呑みにする:根拠が分からない断定は、参考にしない方が安全です
- 借入やレバレッジ取引で、取り戻そうとする:損失が大きくなるリスクがあります
- 下落分を一気に取り返そうと、投資額を急に増やす:余剰資金の範囲を超えないようにしましょう
- 1日の動きだけで、長期の計画を変える:長期・分散・積立の基本に立ち返りましょう
注意点とリスク
- 株式や投資信託は値動きがあり、元本割れの可能性があります
- 本記事の数字は報道に基づく2026年10月16日朝時点のもので、その後の値動きは含まれていません。最新の情報は、取引所や各報道機関でご確認ください
- 本記事は、今後の相場を予想したり、特定の売買を勧めたりするものではありません
まとめ:反発の日も、いつもの自分のルールで
大きく下がった翌日の反発は、ニュースでも目立ちます。けれど、1日の動きで一喜一憂しなくても、長期・分散・積立という基本を守っていれば、慌てる場面は減らせます。
今日できることは、次の3つだけです。自分の資産の動きを%で確認する、その日の気分で売買しない、余剰資金で投資できているか見直す。落ち着いて、自分のペースで続けていきましょう。

