
「今日も日経平均が下がったってニュースで見たけど、なんでこんなに続くの…?」

「決算が良かった会社の株まで下がってるって聞いて、余計に訳が分からなくなったよ」
結論から言うと、2026年7月29日の東京株式市場で日経平均株価は前日比930.73円安の6万1,434.19円で取引を終え、約2カ月ぶりに6万1,000円台まで下落しました。同じ日に、好決算を発表したキーエンスやカプコンの株価は上昇した一方、半導体関連のキオクシアやSCREENは大きく下落するなど、明暗が分かれる展開となっています。この記事では、この日のニュースの要点を整理したうえで、決算発表シーズンならではの荒い値動きとどう向き合えばよいかを考えます。
※ 本記事は2026年7月29日時点で報じられた内容をもとにした考察であり、特定の金融商品・個別銘柄の売買を推奨するものではありません。投資は自己責任で、余剰資金の範囲で行ってください。
何が起きたのか 2026年7月29日の株式市場の要点整理
日経平均が続落、約2カ月ぶりに6万1,000円台へ
報道によると、2026年7月29日の日経平均株価は前日比930.73円安の6万1,434.19円で終値をつけ、続落しました。半導体関連銘柄への売りが膨らんだことが主な要因とされ、8月31日に決算発表を控える半導体メモリー大手キオクシアホールディングスの株価は一時4万円を割り込む水準まで下落したと報じられています。
東京エレクトロン1銘柄で指数を約559円押し下げ
📰 出典:財経新聞「日経平均は大幅続落、東エレクが1銘柄で約559円分押し下げ」
財経新聞の報道では、半導体製造装置大手・東京エレクトロンの下落だけで日経平均を約559円押し下げたと伝えられています。前日には米国のナスダック指数が下落し、半導体製造装置関連の米大手企業の株価も急落したことが重荷になったとされ、午後にかけて韓国の総合株価指数(KOSPI)が一段安となったことで、東京市場でもAI・半導体関連株への売りが加速したと報じられています。
好決算のキーエンス・カプコンは急伸、SCREENや韓国SKは急落
📰 出典:ダイヤモンド・ザイ(Yahoo!ニュース)「好決算のキーエンス・カプコンが急伸、SCREENや韓国SKは急落/日経平均続落【今日の注目株&日本株市場見通し】」
一方で、この日に好決算を発表したキーエンスやカプコンの株価は大きく上昇したとも報じられています。同じ半導体・ハイテク関連という括りの中でも、決算内容や銘柄によって株価の反応がまったく異なる一日だったことがうかがえます。
韓国株安が波及、半導体関連の一角が下落
📰 出典:株探ニュース(Yahoo!ファイナンス)「【↓】日経平均 大引け|大幅続落、韓国株安で半導体関連の一角が下落 (7月29日)」
株探ニュースの報道でも、韓国株安を受けて半導体関連の一角が下落したことが日経平均の下げ幅を広げた要因として挙げられています。朝方は前日までの大幅下落に対する自律反発狙いの買いが先行したものの、次第に売りが優勢になる展開となり、一時1,900円超下げる場面もあったと伝えられています。
筆者の私見・考察 「良い決算でも売られる」現象をどう捉えるか
ここからは筆者の私見です。今回のニュースで個人的に印象的だったのは、キーエンスやカプコンのように好決算を発表した企業の株価が上昇した一方で、決算発表を控えるキオクシアの株価が事前に大きく下落するなど、同じ日・同じ市場の中でも銘柄ごとの反応が大きく分かれた点です。
こうした値動きの背景には、個別企業の実際の業績だけでなく、その企業が属するテーマ(この場合は半導体・AI関連)全体に対する市場の期待値や、海外市場・海外銘柄の動向が複雑に絡み合っていると考えられます。日経平均という指数だけを見ていると「相場全体が悪い」という印象を受けやすいですが、実際には好調な企業と苦戦している企業が混在しているのが実態ではないかと筆者は感じます。指数の水準(今回で言えば「6万1,000円」という節目)が心理的な話題になりやすい一方で、その水準自体に絶対的な意味があるわけではなく、あくまで結果として市場参加者の売買が積み重なった数字にすぎない、という捉え方も大切ではないでしょうか。あくまで筆者の私見であり、今後の相場の方向性を断定するものではありません。
資産形成への発展 決算発表シーズンの値動きから学べること
このニュースから読者の資産形成に生かせる学びは、決算発表が集中する時期は、個別銘柄・指数ともに値動きが普段より大きくなりやすいという構造そのものを理解しておくことです。
好決算を発表した企業の株価が上がるとは限らず、逆に市場の期待値を下回れば好業績でも株価が下がることがある一方、今回のキーエンス・カプコンのように評価が素直に株価へ反映される場合もあります。個別企業の決算結果を後から知って売買しようとしても、多くの場合すでに株価に織り込まれた後であり、値動きを言い当てて短期的な利益を積み重ねるのは簡単ではないとされています。特定のテーマ・業種に資産を集中させていると、こうした荒い値動きの影響をまとめて受けやすくなる点も踏まえ、業種・地域・時間を分散した長期的な資産形成の考え方が、こうした局面でこそ意味を持つのではないかと考えられます。
具体的なアクション・心構え
- 指数の節目(○万円割れ等)の見出しに過剰反応しない:数字の節目自体に絶対的な意味があるわけではなく、あくまで結果の一つとして受け止めましょう
- 保有資産が特定のテーマ・業種に偏っていないか点検する:半導体・AI関連など特定分野への集中度が高い場合、値動きの波を大きく受けやすい点を理解しておきましょう
- 決算発表を追いかけて短期売買しない:好決算でも株価が下がる、逆に市場予想を上回れば株価が上がるなど、反応は一様ではありません
- あらかじめ決めた積立・分散のルールを淡々と続ける:日々のニュースのたびに方針を変えないことが、長期的な資産形成の基本とされています
注意点・NG行動
- 「好決算の銘柄だから今すぐ買うべき」「下落している銘柄は今が買い時」といった、個別銘柄の売買を断定的に判断すること(本記事はそうした売買を推奨するものではありません)
- 日経平均の続落や特定銘柄の急落だけを見て、相場全体の先行きを「必ず悪化する」などと断定すること
- 値下がりに動揺し、本来長期で積み立てているはずの投資信託などを狼狽して売却してしまうこと
- 決算発表シーズンの荒い値動きを見て、生活費や生活防衛資金にまで手をつけて投資に回してしまうこと
株式をはじめとする金融商品には、常に価格変動・元本割れのリスクが伴います。個別銘柄への投資は、指数(インデックス)への投資に比べて値動きが大きくなりやすい点にも注意が必要です。
まとめ 荒い値動きの日こそ、長期目線に立ち返る
2026年7月29日、日経平均株価は930.73円安の6万1,434.19円まで下落し、約2カ月ぶりに6万1,000円台となりました。半導体関連銘柄への売りが目立った一方、好決算のキーエンス・カプコンは株価が上昇するなど、同じ日でも銘柄によって明暗が分かれています。決算発表が相次ぐ時期は特に値動きが大きくなりやすいからこそ、目先のニュースに一喜一憂せず、分散・積立という長期的な資産形成の基本方針に立ち返ることが大切だと考えます。
最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。

